【無料】アジャイルなプロジェクト管理ツール「Jira」を使ってみよう

コンサルティング

VUCA時代が到来し、既に多くの組織でアジャイルを取り入れていると言われています。ITインフラのプロジェクトでは、現在でもウォータフォール型が多く採用されていますが、「Cloud By Default」が主流になる昨今では、お客様のプロジェクトがアジャイルで進行し、そのプロジェクトの一部としてITインフラが存在しているため、結果としてITインフラでもアジャイルを取り入れる必要が出てきていると感じています。

今回は、アジャイルなプロジェクト管理ツールとしてよく活用される「Jira Software」の利用開始までを記載してみます。

Jira Softwareとは

「Jira Software」は、ATLASSIAN が提供するアジャイルチームのためのプロジェクト管理ツールです。スクラムボード、カンバンボード、ロードマップ、アジャイルレポートなどの機能があり、クラウドサービスとオンプレミスのサーバとしても利用可能です。クラウドサービスには、Free、Standard、Premium、Enterpriseと4つのプランが存在しています。プランごとに提供される機能が異なりますので、詳しくは下記をご参照ください。

今回は、Free (無料) プランでアカウントを作成してみます。

  • Jira は、10名までのプロジェクトを無料で利用することが可能です。

アカウント作成

まずは、アカウントを作成します。

上記にアクセスして「無料で入手する」からアカウントを作成します。

①「メールアドレス」②「名前」を入力して③「同意する」をクリックします。

入力したメールアドレス宛に確認メールが届きますので、「Verify your email」ボタンをクリックします。

①複雑な(強い)「パスワード」を入力して、②「サインアップ」をクリックします。

reCAPTCHA を入力して「確認」をクリックします。

①「サイト名」を入力して②「同意する」をクリックします。

簡単なアンケートを入力します。

利用するコネクターを選択することも可能ですが、後から設定できるため、ここでは「skip」します。

必要に応じて、プロジェクトメンバーを招待(メールアドレスを入力)し、「Continue」をクリックします。

Jiraに対するサポート設定ができますが、ここでは「Skip」します。

プロジェクト作成

続いて「プロジェクト」を作成します。今回は、アジャイルなプロジェクトとして「スクラム」を選択してみます。

「Use Template」をクリックします。

小規模なプロジェクトの場合は、「Select a theam-managed project」を選択します。

①プロジェクト名(日本語可)、②Key(日本語不可)を入力して③「Create project」をクリックします。

これでプロジェクトが完成しました。

日本語表示

次に日本語表示に変更してみましょう。

システムデフォルト言語

①「歯車」から②「System」を選択します。

「General configuration」の「Edit Settings」をクリックします。

「Default language」を「日本語(日本)」にします。

画面下の「Update」をクリックします。

ユーザ言語

このままでは、現在のユーザの言語が変更されません。ユーザに多する言語を変更します。

①「アバターアイコン」から②「Profile」を選択します。

「Manage your account」をクリックします。

①「Account preferences」メニュー、②Languege「日本語」を選択します。

二要素認証

セキュリティを強化するため、二要素認証を追加します。二要素に使用できる「認証アプリ」と「SMS」です。今回は「認証アプリ」を利用してみます。「ユーザ言語」設定と同じように「アカウント管理」画面を表示します。

①「セキュリティ」メニュー、②「2 段階認証の管理」をクリックします。

①アカウントのパスワードを入力し、②「設定」をクリックします。

「認証アプリ」には「Microsoft Authenticator」「Google Authenticator」などが利用できます。

SMSを利用する場合は、下記の画面で「スマートフォンをお持ちでない場合」をクリックします。

「コードスキャンの準備完了」をクリックします。

「認証アプリ」でQRコードを読み込みます。

Microsoft Authenticatorの場合

ここでは、例としてiPhoneの「Microsoft Authenticator」の画面を説明します。

「Microsoft Authenticator」を起動し、プライバシー声明に①「同意する」②「QRコードをスキャンします」。カメラへのアクセスを許可するため③「OK」します。④Jiraの画面で表示したQRコードを読み込みます。⑤読み込みに成功すると自動的に⑤アカウントが登録されます。

認証コードの入力

「Jira」の画面に認証アプリに表示されている①認証コードを入力し、②「携帯電話を接続」をクリックします。

最後に①リカバリキーを②保存し、③「保存しました。これで完了です。」をクリックします。

再ログイン(二要素認証確認)

二要素認証の設定が完了したら、一度ログアウトして再ログインを行います。パスワード認証を行った後に「認証アプリ」の認証コードを入力する画面が表示されるようになります。

※リカバリキーを利用する場合は「携帯電話が使えませんか?」をクリックします。現在のリカバリキーでログインすると強制的に新しいリカバリキーが発行されます。

まとめ

今回は、「Jira」のアカウント作成について、二要素認証の設定までを記載しました。
その他にも組織のセキュリティ方針に沿ってシステム設定を変更すべき箇所があると思われます。類似サービス「Trello」のセキュリティ事故を教訓に実際のプロジェクトで利用される場合は、セキュリティの専門家など第三者目線で評価することをお勧めいたします。

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