PowerShell 7.2 を導入してみた:PowerShell 5.1 とサイドバイサイドで実行

クラウド

はじめに

Windows PowerShell 7.2.0が2021年11月01日(現地時間)にリリースされました。

筆者は、Windows PowerShell 5.1 を利用していますが、サイドバイサイド(注1)で利用できるということなので、導入してみました。

(注1)
複数バージョンのソフトウェアコンポーネントの衝突を避けるための仕組み。
システム上に複数バージョンのコンポーネントを共存させ、アプリケーションごとに適切なバージョンのコンポーネントを選択可能にすること。

現状:PowerShell 5.1

現在のPowerShellについて、確認します。

$PSHOME
$PSVERSIONTABLE

 

  • インストール場所:$env:WINDIR\System32\WindowsPowerShell\v1.0
  • バージョン($PSVERSIONTABLE変数):5.1.19041.1320

導入:PowerShell 7.2

  • PowerShell をインストールするには、次のリンクを使用して GitHub から最新版を確認します。
Releases · PowerShell/PowerShell
PowerShell for every system! Contribute to PowerShell/PowerShell development by creating an account on GitHub.

最新版は、PowerShell 7.2です。

  • 下記からMSIインストール・パッケージをダウンロードします。

https://github.com/PowerShell/PowerShell/releases/download/v7.2.0/PowerShell-7.2.0-win-x64.msi

  • ダウンロードしたら、 ファイルをダブルクリックし、プロンプトの指示に従います。

参考として、筆者が実際に実行した画面を掲載しておきます。

ご参考までに。

以上で、導入が完了しました。

起動:Powershell 7.2

では、早速、PowerShell 7.2を起動してみましょう。

  1. [スタートボタン]を[左クリック]します。
  2. [PowerShell]を選択し、メニューを展開します。
  3. [その他]を[右クリック]し、[管理者として実行]します。

確認:PowerShell 7.2

導入したPowerShellについて、確認します。

$PSHOME
$PSVERSIONTABLE

実行ユーザ名及びホームディレクトリを表示しないようにC:\に移動を実行した後の画面です。
  • インストール場所:$env:ProgramFiles\PowerShell\7
  • バージョン($PSVERSIONTABLE変数):7.2.0

PowerShell 7.2を実行できることが確認できました。

PowerShell 7.2の呼び出し方法

PowerShell 7.2では、コマンドが変更になりました。

pwsh
バージョン情報を確認してみます。
pwsh -Version
バージョンの確認ができました。
PowerShell 5.1では、powershell -Versionでした。

まとめ

PowerShell 5.1とPowerShell 7.2の両方を利用することができました。

サイドバイサイドを利用すれば、PowerShell 5.1で作成したPoweshellスクリプトを継続利用できます。

また、Poweshellスクリプト(PowerShell 5.1の)をPowerShell 7.2で試しながら修正もできますね。

 

参考

  • Microsoft公式サイト
    • 「Windows への PowerShell のインストール」
Windows への PowerShell のインストール - PowerShell
Windows への PowerShell のインストールに関する情報
    • 「about_Pwsh」
Pwsh について - PowerShell
'pwsh' コマンド-line インターフェイスの使用方法について説明します。 コマンド-line パラメーターを表示し、構文について説明します。

 

 

 

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