Microsoft Azure PowerShell Az モジュールを導入してみた

powershellクラウド

今回は、Azure PowerShell Az モジュールについて、導入方法と簡単なコマンドレットの使い方をご紹介します。

Azure PowerShell Az module の紹介

Azure Az PowerShell モジュールの概要
Az PowerShell モジュールを紹介します。これは Azure との対話用に推奨され、AzureRM PowerShell モジュールの後継となります。
  • Az モジュールは、AzureRMに代わるもの
  • PowerShellから直接Azureリソースを管理するためのコマンドレットのセット

Azure PowerShell Az モジュールの前提条件

以下の前提条件があります。

PowerShell 7.0.6 LTS,PowerShell 7.1.3, or higher is the recommended version of PowerShell for use with the Azure Az PowerShell module on all platforms.
それでは、PowerShellを起動して現在のPowerShellのバージョンを確認してみます。
$PSVersionTable.PSVersion
筆者の環境では、以下のバージョンでした。
Major Minor Patch PreReleaseLabel BuildLabel
—– —– —– ————— ———-
7 2 0
PowerShellの7.0及び7.1については、脆弱性対応のアラートがでています。
ご確認の上、対応することをお勧めします。
「PowerShell バージョン 7.0 および 7.1 を更新して、リモート コード実行の脆弱性から保護する」

Azure PowerShell Az モジュールの導入

Azure PowerShell Az モジュールの導入バージョン

現時点(2021年12月21日現在)では、最新バージョンである「7.0.0」を導入します。

Release Az 7.0.0 · Azure/azure-powershell
Gallery Module for Azure PowerShell: To install Az from the PowerShell Gallery, run the following command: Install-Module -Name Az -Repository PS...
Az 7.0.0
Microsoft Azure PowerShell - Cmdlets to manage resources in Azure. This module is compatible with PowerShell and Windows PowerShell. For more information about...

Azure PowerShell Az モジュールの導入

今回は、Scope パラメーターを利用して、現在のユーザーにインストールします。

Install-Module -Name Az -Scope CurrentUser

Azure PowerShell Az モジュールの導入確認

導入されたことを確認します。

Get-InstalledModule Az
Version Name Repository Description
——- —- ———- ———–
7.0.0 Az PSGallery Microsoft Azure PowerShell – Cmdlets to manage resources in Azure. This module is compatible with PowerSh…

正常に導入されたことが確認できました。

コマンドレットの使い方:Az モジュール

それでは、「対話操作でサインインする」を利用してAzureに接続します。

対話操作でサインインする

Connect-AzAccount

以下のサインイン画面が表示されますので、ご利用のアカウントを入力します。

以下の画面に遷移しますので、パスワードを入力します。

パスワードの入力

オレンジ枠は、アカウント情報が表示されています。
(セキュリティのため、秘匿しています)
PowerShellで、以下のような表示されますとサインインが完了です。
サインイン完了

 

 

 

 

オレンジ枠は、アカウント、サブスクリプション名、テナントIDなどが表示されています
(セキュリティのため、秘匿しています)。

[例]利用できるAzure環境(インスタンスのエンドポイントとメタデータ)を取得する

それでは、例として、利用できるAzure環境(インスタンスのエンドポイントとメタデータ)を取得してみます。
Get-AzEnvironment
以下を取得できました。
利用できるAzure環境の取得

対話操作でサインアウトする

「対話操作でサインアウトする」を利用して、Azureから切断します。

Disconnect-AzAccount

以下が表示されますと、Azureから切断が完了しました。

サインアウト

オレンジ枠は、アカウント、タイプ、テナントIDなどが表示されています
(セキュリティのため、秘匿しています)。

リファレンス

Az モジュールのコマンドレットとして利用できるサービスについては、リファレンスを参照してください。

Azure PowerShell documentationの左サイドメニュー「Reference」
Azure PowerShell のドキュメント
Azure PowerShell の公式製品ドキュメント。 Azure PowerShellは、PowerShell から Azure リソースを管理するためのモジュールのコレクションです。

まとめ

Azure PowerShell Az モジュールの導入は、簡単ですね。
今回は、対話操作によるサインイン、コマンドレット操作、サインアウトを行いました。
また、色々なサービスにも対応しており、リファレンスもしっかり整備されています。

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